顎関節症とは
顎の付け根が痛い、口を開けるたびに顎の付け根から音がする、最近口が開きにくくなった、というようなことがある場合、それは顎関節症(がくかんせつしょう)の可能性があります。顎関節症は特に珍しいものではなく症状の程度も様々で、軽度で比較的すぐにおさまってしまう場合もあれば、重症化して日常生活に支障をきたすこともあります。気になる場合は、歯科医院を受診しましょう。
顎関節症の主な症状
●口の開け閉め時に雑音がする
●顎の付け根(顎関節)やその周辺が痛い
●口が大きく開けられない
顎関節症の原因
顎関節症の主な原因としては、元々発症しやすいタイプである素因に加え、次のような原因が複数重なって起こると考えられています。
顎関節症の治療法
症状・状態に応じて、日常生活での注意事項の指導や、歯ぎしりがひどい場合にはマウスピースの作製、かみ合わせの調整、歯並びの悪さに対しては矯正治療を勧める場合もあります。痛みがひどい場合には鎮痛剤の投与、顎関節に対してのレーザー照射などが行われることもあります。
日常生活での注意点
頬杖をつかないようにする、姿勢を正すなど、日常生活の悪い癖を直すことが大切です。症状が出ている時には、顎に負担をかけすぎないように気をつけましょう。具体的には、「大きく口を開けてのあくびを控える」「硬いものを食べない」「顎関節部をむやみに押さない」ことが大切です。症状が続く場合は、歯科医院を受診することをお勧めします。