お口の中は、年月とともに少しずつ変化します。また、入れ歯自体も毎日使用することで摩耗したり、時間の経過とともに素材が劣化します。そのため、最初は快適だった入れ歯でも、徐々に合わなくなり、痛みや外れやすさを感じることがあります。
これを防ぐためには、歯科医院での入れ歯の定期的なチェックと調整が必要です。合わない入れ歯を使い続けると、口内炎や歯ぐきの傷が痛みを引き起こすだけでなく、汚れがたまりやすくなり、残っている歯にも悪影響を及ぼすことがあります。もし、入れ歯が合わずに痛みが出たり、外れやすいと感じた場合は、早めに歯科医院を受診しましょう。

 
合わない入れ歯を使い続けると、口内に痛みを感じたり、口内炎を引き起こす可能性があります。さらに、入れ歯がうまく噛み合わないと、食べ物を十分に咀嚼できず、消化に負担がかかることもあります。また、外れやすい入れ歯は、話すときに違和感を感じたり、安心して食事を楽しめなくなる原因にもなります。長期間合わない入れ歯を使用すると、歯ぐきがさらに痩せたり、顎の骨に負担がかかり、さらに調整が難しくなる場合もあります。
 

 
入れ歯には、保険適用のものと自費（保険適用外）のものがあります。入れ歯は一度作ると長期間使用するものなので、それぞれの特性を理解し、歯科医師と相談の上、ご自身の希望に合った入れ歯を選びましょう。
保険適用の入れ歯は比較的安価に作れますが、使用できる材料や設計に制限があり、「噛む機能の回復」を主な目的としています。そのため、見た目や快適さに関しては、必ずしも満足できる結果が得られないこともあります。
一方、自費で作る入れ歯は、さまざまな素材や技術を用いることで、フィット感や自然な見た目を追求したものや、よく噛めてお手入れが簡単なインプラントを併用したタイプなどがあります。