快適で楽しい食事のために
快適で楽しい食事のためには、しっかり噛めるお口の環境が不可欠です。しかし、歯が抜けたままの状態、入れ歯が合っていない、などしっかり噛めない状態では、食べ物を噛み砕いたり噛み切ることが困難になり快適な食事ができません。このようなお口の状態では栄養が十分に摂れず、体力や免疫力が低下したり、体が不調になるといったような全身の健康にも影響します。また、「美味しい、楽しい」といった食べる楽しみが減り精神的な健康に影響したり「体のバランスが悪くなり転倒リスクが高くなる」「脳への刺激が減る」といった影響がでる恐れもあります。噛めない状態は放置せず、歯科医院で適切な治療を受けることが重要です。
噛めないことの影響
しっかり噛めない状態では、食べ物が噛み切れない、固い物が噛み砕けない、食べづらい、脳への刺激が減る、胃腸に負担がかかる、体のバランスが悪くなる、といった影響がでます。
噛めない状態を放置しない
噛めない状態は放置せず、次のような適切な治療を受けましょう。
| 歯が抜けたままの状態をそのままにしておくと、他の歯や噛み合わせに悪影響を与える可能性があります。この場合、入れ歯・ブリッジ・インプラントなどの方法で失った歯を補う治療を受けましょう。 |
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| 入れ歯が合っていない場合は、調整や作り直しを行い、快適に使用できる状態にすることが必要です。 |
| 被せ物や詰め物が合っていない場合も、再度の調整や作り直しが必要です。これにより、かみ合わせの問題やさらなる虫歯の進行を防ぎます。 |
| 歯周病で歯がぐらついている場合は、歯周病治療を受けることが必要です。 |
| 虫歯で歯がボロボロになっている場合は、虫歯部分を除去し、適切な被せ物や詰め物で歯を修復することが大切です。 |
しっかり噛む効果
まず、よく噛むことで口周りの筋肉が鍛えられ、顔のたるみやほうれい線、二重アゴの予防に加え、小顔効果も期待できます。また、唾液の分泌が増えることで、むし歯や歯周病、口臭の予防にも役立ちます。唾液には、食べ物の消化を助けるだけでなく、口内を清潔に保つ役割があるためです。
さらに、ゆっくり噛むことで満腹中枢が刺激され、食べ過ぎを防ぎ、肥満防止にもつながります。加えて、噛むことによる脳への刺激で血行が促進され、脳の活性化や認知症予防にも効果があると言われています。